GoPro HERO7 Black の動画をiPad Proに取込む方法

2019年05月26日

GoPro HERO7 Blackで取った動画ファイル、どうやってiPadやPCに取り込んでいますか?

ケーブル接続ですか?SDカードリーダーですか?

この前出張に行ったとき、飛行機の中でGoPro HERO7 BlackとiPad Pro 11インチをケーブルで接続して動画を取込もうとしました。

接続するのは100均で買った巻取り式のUSB Microのケーブル。

それにType-Cの変換コネクタを付けて接続して取り込もうとしたんですが、接触不良で途中で失敗したりしてかなりイライラしました。

AnkerのSDカードリーダーも持ってるんでそちらで取り込んでもよかったんですが、狭い飛行機の座席の中でマイクロSDカードを差し替えるようなリスクを冒したくありませんでした。

で、やっぱり変換コネクタをかますと接触不良が起きやすいということでUSB Type-Cの短めのケーブルをAmazonで買おうかなと思ったんです。

いろいろ調べるとType-CケーブルでもUSB2.0 High SpeedのものからUSB3.1 Gen2までいろんな規格のものあるんです。

転送速度が早いのは絶対条件なんでUSB3.1 Gen2をチョイス。

普段持ち歩くものですから1gでも軽いものがいいんで一番短い30㎝を選んだところでふとAmazonベーシックの15㎝のものが目に入りました。

「USB2.0で480Mbpsか、遅いなー。ないわー。」

とか思ったんですが、どうも10GbpsのUSB3.1 Gen2よりケーブルが細くて軽そうです。

「待てよ、そもそもmicro SDカードの読み取り速度は90MB/s(720Mbps)。それにGoPro HERO Black7自体はUSB3.1 Gen2に対応してるんだろうか?」

と冷静になって調べてみました。

GoPro HERO7 Black、詳細なスペックって実は非公開なんですよね。

使っているセンサーのサイズやチップについても実際に何を使っているかはわかりません。

この辺はアップルと同じブランド戦略で、詳細な部品の型式よりもトータルパッケージとしての使い心地を重視しろっていうね。

でもある程度の互換性は必要なんで入出力部分についてはしっかりと情報開示してほしいわけですよ。

ところがGoPro HERO7 BlackのUSB端子についての情報がどこにもありません。

物理的にはUSB Type-Cなのは明らかなんですが、転送速度なんかどこにも書いてないんです。

外付けマイクアダプターの社外品が使えなかったり、厳密に USB Power Deliveryに対応してなかったりすることから、独自(カスタマイズ)のチップを使ってそうです。

インターネットで得られる情報ではわからないんで、実際に調べてみることにしました。

というわけで以下のものを用意(重さは実測値)。

  1. USB3.1 Gen2対応ケーブル(30㎝) ¥799 16g
  2. USB2.0 HighSpeed対応ケーブル(15㎝) ¥928 7g
  3. Anker USB-C 2-in-1 カードリーダー ¥1,299 10g

USB3.1のケーブルは太いです

まずはMacBookとGoPro Hero7 Blackを1のケーブルで接続。

USB3.0には対応していますね

うちのMacBook 12インチはUSB3.1 Gen1の5Gbpsまでなんで、USB3.1 Gen2対応なのかは分かりませんでしたが、少なくとも5Gbpsまで対応しているようです。

これでGoPro HERO7 BlackとiPad Pro 11インチをケーブルでつないでもmacro SDカードの転送速度をフルに発揮できそうです。

ちなみにiPad Pro 11インチはUSB3.1 Gen2までいけます。

macro SDカードの読出し速度がボトルネックになることを考えるとGoPro HERO7 BlackがUSB3.1 Gen2まで対応している可能性は低そうだし、それ以上あってもあまりユーザーにはメリットはありません。

で、実際にiPad Pro 11インチと接続して414.3MBの動画ファイルを転送してみました。

  1. 1のケーブルの場合→9.88s(41.9MB/s=335.5Mbps)
  2. 2のケーブルの場合→17.63s(23.5MB/s=188.0Mbps)
  3. 3のカードリーダー→8.65s(47.9MB/s=383.2Mbps)

という結果。

iPadにて読込ボタンを押してから読込が完了するまでをiPhoneのストップウォッチを使って計測したんで誤差はあります。

まとめると

  • GoPro HERO7 Blackからケーブル接続で動画を取込む場合はUSB3.0まで対応できる機器のほうが速い
  • GoPro HERO7 Blackからケーブルでつなぐよりも専用のSDカードリーダーのほうが速い場合がある

ということに。

少なくともAnkerのカードリーダーはGoPro本体より転送速度が速いです。

SDカードをGoProから取り出す時間を考えると1本2本の動画ならケーブルのほうがよさそうですが、大量の動画をiPadに取り込む際はカードリーダを使ったほうがよさそうですね。

今後は移動中に動画を転送するならマイクロSDカードの紛失がないようにUSB3.1 Gen2対応ケーブル(30㎝)を使用し、ホテル等で動画を転送する場合はSDカードリーダを使うといった運用にしようと思います。



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